春にかかりやすい病気~水痘(水ぼうそう)~
通常、発熱から数日経つと、水ぶくれを伴う赤くてぼつぼつした発疹が体中に出てきます。ただしまれに、発疹・水ぶくれがまず頭にあらわれ、その後、発熱するケースもあります。
いずれのケースであっても、赤いぼつぼつした発疹・水ぶくれが体中に出てきた段階で、水痘(水ぼうそう)と判断できます。
(潜伏期間):2~3週間。接触、または飛沫により感染する。
(症状):初期症状として発熱、発熱の数日後には赤い発疹ができはじめ、発疹が水ぶくれになることが大きな特徴です。赤い発疹や水ぶくれは体中に生じますが、すべての部位に症状が出るわけではありません。
(合併症):皮膚の二次性細菌感染、脱水、肺炎、中枢神経合併症など
(予防法):有効な予防法は予防接種です。水痘ワクチンの1回の接種により重症の水痘をほぼ100%予防でき、2回の接種により軽症の水痘も含めて発症を予防できると考えられています。予防接種は定期接種で2回受けましょう。
(登園の目安):一般に、水痘の赤い発疹や水ぶくれがすべてかさぶたになった段階で完治といえます。およそ3週間ですべてのかさぶたが剥がれ落ちると言われており、その間は感染性があるため通園はできません。
(注意点):発疹や水ぶくれは強いかゆみを伴います。かきむしると跡が残ってしまうこともあるので、冷タオルをあてるなどしてかゆみを軽減させてあげてください。
少しでも病気について知っておくことで、予防できることもあります。
ぜひ、ご参考にしてみてください(*^-^*)
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