冬にかかりやすい病気②~ノロウィルス感染症~
冬にかかりやすい病気で秋口から冬に名前があがるのが「ノロウィルス感染症」です。
乳幼児から高齢者までの幅広い年齢層が感染する可能性があります。また何度でも感染する可能性があり、また感染力が非常に強く、少量のウィルスでも感染・発症します。
【ノロウィルス】
- 潜伏期:1~3日
- 症状:嘔吐、下痢、腹痛、発熱
- 胃をひっくり返すような嘔吐もしくは吐き気が突然、強烈に起きるのが特徴です。
- 下痢は水溶性で通常は2~3回で治まります。
- ノロウィルスには有効な抗ウィルス剤がなく、対症療法が行われます。特に乳幼児は「脱水症状」になりやすいので吐き気、嘔吐が治まったら少しづつ水分補給を行います。
- 感染経路:経口感染・・・ノロウィルスに汚染された二枚貝(主に牡蠣)などを摂取することで感染します。糞口感染・・・ご家庭では感染者の便や嘔吐物に触れた手指で取り扱う食品などを介して二次感染をおこすことが多くあります。
- おむつ・排泄物の密閉処理、便座の消毒、手洗いをしっかり行うことが大切です。
- 汚物(嘔吐物・排泄物)にはウィルスが大量に含まれている可能性があります。
- 登園の目安:吐き気、下痢の症状が治まり、普通の食事ができるようになるまでは登園、外出は控える。
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