赤ちゃん 【母乳を飲まない】

「昨日まではたくさん母乳を飲んでいたのに」

「ここ2日~3日母乳を嫌がっている」

「すぐ寝てしまったり、あまり飲まず授乳時間が短い」

といったお母様は、何とかして赤ちゃんに母乳を飲んでほしいところですよね。

赤ちゃんが母乳を飲まない原因と対策をまとめました。

*赤ちゃんが母乳を飲まない原因

➀授乳の体勢

授乳の際、赤ちゃんのおっぱいのくわえ方や授乳体勢はとても重要です。これらがうまくできていないと、赤ちゃんは母乳を飲みにくくなります。


➁母乳の出る勢いが強すぎる可能性

赤ちゃんが母乳を飲み始めてから1分ほどして急に「のけぞる」「むせる」「乳頭から口を離す」などの行動をとる場合、母乳が出る勢いが激しいのかもしれません。

一般的に、母乳を飲み始めてから1~2分すると、急激に多くの母乳が流れ出る現状が起こります。これを「射乳反射」と言い、これを嫌がって飲むのをやめてしまうこともあるようです。


③乳頭混乱を起こしている

ミルクは飲むのに母乳は嫌がることです。

産まれたばかりの赤ちゃんはおっぱいを吸う力がまだ弱いため、上手に母乳を飲むことができないことがあります。

哺乳瓶からは比較的楽に飲めるため、母乳よりもミルクを好むことがあります。


④母乳の味がいつもと違う

母乳の味がいつもと異なると赤ちゃんが拒否反応を示すことがあります。

最も大きい理由はお母様の食生活です。

母乳はお母様の血液から作られるので、食生活によって血液中に含まれる成分も異なってきます。


⑤哺乳ストライキ

哺乳ストライキとは、生後2~3か月頃から始まるケースが多いという、「おっぱいを飲みたくない」という現象です。

母乳の味がわかって飲みたくないという味覚の発達でもあります。


⑥扁平乳頭、陥没乳頭

お母様の乳頭が、扁平または陥没状態の場合は、赤ちゃんが乳頭に吸い付きにくいことがあります。


*母乳を飲んでもらうためにできる3つの対策

対策①.乳頭マッサージ

授乳前に乳頭マッサージをすると、乳頭が柔らかくなって伸びるようになるため、赤ちゃんが吸いやすくなります。

<乳頭マッサージの手順>

片手でおっぱいを支えるようにして、もう一方の手の親指、人差し指、中指を用いて乳頭をつまむ。

通常は3秒ほど、乳頭が硬くなっている場合は5~10秒ほどかけて徐々に圧をかけながら圧迫していく。

位置や方向を変えながら、乳頭、乳輪部分を約1分間圧迫する。

縦横方向にくるくるとこよりを作る感覚でもむ。(最初はゆっくりで徐々に圧をかける)


対策②.授乳体勢を整える

<授乳の体勢の整え方>

➀赤ちゃんの姿勢の確認する

赤ちゃんの頭・首・背骨が一直線上に位置しているかを確認する。

➁授乳位置の調整する

赤ちゃんをしっかり抱いて、ママの乳頭を赤ちゃんの鼻の高さと同じくらいになるようにする。

③赤ちゃんの口を開かせる

赤ちゃんの上唇にそっと乳頭を当て、口を大きく開かせるようにする。

④吸いやすいように調整する

赤ちゃんが口を開き舌を出したら、赤ちゃんをおっぱいに向かって引き寄せ、赤ちゃんの口蓋(口の中の上部)に向けて乳頭を少し持ち上げる。


授乳の際に確認するポイント

・授乳中、赤ちゃんのあごがおっぱいについていて、鼻呼吸ができているか。

・乳頭だけでなく乳輪まで口に含んで吸っているか。

・赤ちゃんが短く吸い始めてから、徐々に深くゆっくり吸うようになっているか。


対策③.バランスのよい食事をとる

日頃から特定の食品に偏らないように、バランスよく食べてください。

特に乳脂肪分を多く含む食べ物、高カロリー食品等はできるだけ控えて、さらさらの母乳になるようにしましょう。

ル・アンジェ横浜

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