風疹・麻疹(はしか)に注意
都内で5月12日に、新幹線に乗り合わせた男女2名が麻疹に感染していることが報道されましたね。
GW明けのこの時期、風疹・麻疹(ましん=はしか)の流行に特にご注意ください。
では、風疹・麻疹とはそもそもどのような感染症なのでしょうか。
<風疹>
風疹は、空気中の風疹ウィルスが喉や鼻から入って飛沫感染する感染症です。
(潜伏期):14~21日
(症状):耳のうしろや首のうしろのリンパ腺が腫れたり、麻疹によく似た赤い発疹(斑状丘疹)が顔から現れはじめ、24時間以内に手足へと広がっていく。
俗に「三日ばしか」と呼ばれるように、3日くらいで熱も下がり、発疹も3日前後で跡を残さずに消えてしまう。発熱しない人の方が多く、熱が出ても37.5度前後の軽度で済む。
(合併症):関節痛や関節炎が多く、まれに血小板減少性紫斑病や脳炎を起こすことがある。
(予防法):1歳以上でMRワクチン(麻疹風疹ワクチン)が打てます。
かならず2回打つようにしましょう。
(登園の目安):熱が下がり、全身の発疹が消失すれば登園・登校可能。
<麻疹(はしか)>
(潜伏期間):約10日~12日
(症状):発熱、せき、鼻汁などの風邪のような症状、目やにや目の充血。
39℃以上の高熱と全身に発しんが広がる。
(合併症):免疫が低下しやすくなるため、肺炎や中耳炎などを合併することがある。
脳炎を発症することもまれにある。
(予防法):はしか(麻しん)は免疫を持っていない人は100%感染するため、麻しんのワクチンの予防接種がもっとも重要。
(登園の目安):解熱した後、3日を経過するまで。
(注意点):熱が下がったあと、3日を経過するまでは、人への感染の可能性がある。
大人も罹ると重大な病気になりかねません。
お子様の予防接種はもちろん、ご自身の予防接種歴が分からない場合は、抗体検査を受けることができます。妊娠を希望している方やそのご家族は特に、免疫が十分でない場合にはワクチン接種の検討が必要といえます。
ぜひ、ご参考にしてみてください^^
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