春にかかりやすい病気~ロタウイルス感染症~
ロタウイルス感染症は、乳幼児をはじめ子どもに多い急性胃腸炎を引き起こす感染症で、2〜3月にかけて最も多く発生します。
他のウイルス性胃腸炎にくらべて下痢や嘔吐の症状がはげしいことが多く、入院が必要となる小児急性胃腸炎の原因のうち50%を占めるとされています。
(潜伏期間):1〜3日。
(症状):激しい嘔吐や下痢、39℃以上の発熱。便の色が白色になることがあり、大量の水様性の下痢が出ることから脱水に陥りやすく注意が必要です。発症後、通常であれば2〜7日程度で症状は治まります。
(合併症):けいれんや脳症など
(予防法):手洗い・うがい、予防接種など
(登園の目安):ロタウイルスの感染症については出席停止期間が定められていません。 嘔吐、下痢等の症状が治まり、普段の食事がとれている場合は登園を開始しても良いでしょう。
(注意点):特に抵抗力の弱い乳幼児が感染すると、「脱水症状」になりやすいので、症状が少し落ち着いた時に、少しずつ水分補給を行ってください。(乳幼児の場合、ジュースや牛乳などの濃い飲みものを与えたり、一気に飲ませると吐き戻してしまうことがありますので注意してください。)
病気についての知識をつけておくことで、予防できることもあります。
ぜひ、ご参考にしてみてください(^^♪
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