冬にかかりやすい病気 ~ロタウイルス性下痢症~
乳幼児の嘔吐下痢症の最も主要な原因がロタウイルスによる感染症です。
ウイルス性のものは乳幼児に多いとされ、乾燥と寒さが大好きなのです。
ロタウイルスによるものはウイルス性胃腸炎の中でもっとも頻度が高く、また症状が重いので乳幼児にとっては大切な病気のひとつです。
【ロタウイルス性下痢症】
(特徴)灰色から白っぽい粘土のような下痢のうんちと、激しい嘔吐が特徴です
(潜伏期)2~3日
(症状)発熱、嘔吐、下痢、細菌性腸炎の場合は粘血便。下痢をせず、吐き気だけ…という場合もあります。
(合併症)脱水、けいれん、脳症、肝臓機能障害
(感染経路)糞口感染。吐物、便等の残留物が乾燥すると空気中に浮遊し空気感染の経路で感染がおこります。
(登園の目安)嘔吐・下痢の症状が治まり、普段の食事が出来ること
(予防方法)空気の入れ替え、消毒、おむつ替えや嘔吐処理後は使用済みを密閉破棄、トイレ後・嘔吐排泄物処理後は手洗い2回、マスク・手袋使用
(注意点)感染力がとても強いです。ノロウイルスにはアルコールは効かないので塩素系漂白剤を使用すると良いでしょう。
コロナウイルスにも気をつけながらも、冬にかかりやすい病気も把握していることで事前に予防できます。ぜひ、参考にしてみてください^^
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