梅雨の時期から注意!「胃腸炎」
ウイルスや細菌に感染することによって、腹痛や嘔吐(おうと)、下痢などの症状を起こすことを「急性胃腸炎」と言います。
急性胃腸炎は「感染性胃腸炎」または「嘔吐下痢症」とも呼ばれます。
子どもの嘔吐や下痢は、急性胃腸炎によるものがほとんどです。
特に、ロタウイルス・ノロウイルスの感染によるものが半数にのぼります。
(流行のピーク)
・ノロウイルスは毎年11月頃から冬にかけて
・ロタウイルスは冬から4~5月頃まで
(症状)腹痛、嘔吐、下痢、発熱、食欲低下
(治療)
・特効薬はありませんが、長くても2週間以内には自然に治る病気です。
・嘔吐があっても水分を少しずつでいいので飲めるようになっていれば徐々に回復していくと思われます。
(※半日から1日が経過しても全く水分が飲めないような状態なら、早めの受診をするべきでしょう。)
(予防法)
予防する最も有効な対策は手洗いです。
トイレの後、調理・食事の前は、必ずせっけんで洗いましょう
(登園の目安)
*熱
丸1日下がっているのを確認してから、次の日に登園可能です。
*嘔吐・嘔気
「丸一日以上嘔吐が治まっていて、食事をいつもの半分以上食べられて、食べた後も腹痛もなく気持ち悪いとも言わない」のが目安です。
*下痢
「水様ではなく、健康な時と同じとまではいかなくてもある程度形のある便で、回数もほぼ元気な時と変わらない、あるいは丸一日便が出ない」ぐらいが目安です。
(注意)
○重度の脱水症へ進行すると、目が落ちくぼんできて、泣いても涙が出なくなります。
○ごくまれに腸閉塞や腸重積、脳症、急性肝不全などの重大な病気が隠れていることがあります。
以下のような症状がみられた場合、ただの胃腸炎ではない可能性があるため、すぐに最寄りの医療機関を受診しましょう。
・吐いたものが黄色や緑色をしている
・意識がもうろうとしている
・一定時間をおいて繰り返し激しい痛みを訴えたり、大泣きしたりする
症状や対策など、少しでも病気についての知識をつけておくことで、予防できることはあります。
ぜひ、ご参考にしてみてください^^
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