シッティング日記「姉弟愛」
先日初めて先輩シッターさんと一緒に、保育園までの送迎シッティングに同行させていただきました。
駅でお母様と待ち合わせをし、お母様はそのままお仕事へ。
そして4歳のSちゃんと3歳のSくん、おばあ様、先輩シッターさんと私の4人で保育園に向かいました。
お母さんと離れたことや、朝が早かったこと、知らない大人が2人もいること、保育園が遠く、歩くのが大変だったことなど…
いろいろなことが重なり疲れてしまったのか、弟のS君はずーっとおばあちゃんに「抱っこ抱っこ!」で、声をかけても会話にならず…(>_<)
この先のシッティングに少しだけ不安を覚えました。
しかし!
そんなS君を見て、お姉ちゃんのSちゃんが、
「S君は電車が好きなんだよ!」「今日の朝一緒にクレヨンでお絵描きしたんだよね!」
と、S君が好きな物やいつも一緒にやっていることなどをたくさん私たちに教えてくれたり、S君がイヤイヤ!となり泣いてしまいそうになると、ほっぺをすりすりして泣き止ませようとしたり…
徐々にS君も笑顔が増え、少しずつですが自分からお話もしてくれるようになりました。
「4歳のSちゃんに気を使わせてしまったな…」と思いながら、弟のことを思いやるSちゃんの姿から、改めて兄弟って素敵だなぁと思わされたシッティングでした。
ベビーシッターは、お家でお子様をお預かりするだけでなく、このように送迎だけのシッティングもあります。
安全に子どもたちを保育園へ預けることが第一ですが、たとえ送迎だけの短い時間だとしても、ただ保育園に送ることだけを目的にするのではなく、その中で子どもたちと共有できることもたくさんあると思います。
子どもたちにとっても、保育園に行くまでの距離を「大変」だとか「疲れる…」ではなく、「たのしい!」と思ってもらえるような声掛けをすることも大切な仕事の一つだと感じました。
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