冬にかかりやすい病気③~ロタウィルス感染症~
冬にかかりやすい病気で2~3月に多く名前があがるのが「ロタウィルス感染症」です。
乳幼児をはじめ子どもに多い急性胃腸炎を引き起こす感染症です。他のウィルスに比べて下痢や嘔吐の症状がはげしいことが多く、入院が必要となる場合もあります。治った後も再び感染する可能性があります。また感染力が非常に強く、少量のウィルスでも感染・発症します。
【ロタウィルス】
- 潜伏期:1~3日
- 症状:嘔吐、下痢、腹痛、39℃以上の発熱
- 便の色が白色になることがあり、大量の水溶性の下痢が出ることから脱水になりやすく、注意が必要です。
- 特に乳幼児は「脱水症状」になりやすいので吐き気、嘔吐が治まったら少しづつ水分補給を行います。
- 下痢は水溶性で通常は2~7日で治まります。
- 予防接種:ロタウィルスには2種類のワクチンが認可されています。摂取時期はいずれも乳児期です。
- 感染経路:経口感染・・・汚染された水や食べ物を介して、あるいは汚染された物を触った物の表面(ドアノブや手すりなど)を触った手などから口に入り感染します。
- 糞口感染・・・ご家庭では感染者の便や嘔吐物に触れた手指で取り扱う食品などを介して二次感染をおこすことが多くあります。
- おむつ・排泄物の密閉処理、便座の消毒、手洗いをしっかり行うことが大切です。
- 汚物(嘔吐物・排泄物)にはウィルスが大量に含まれている可能性があります。
- 登園の目安:吐き気、下痢の症状が治まり、普通の食事ができるようになるまでは登園、外出は控える。
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